「宇宙への秘密の鍵」をよみました
ホーキングさんが娘と一緒に児童書を書いたと書店で帯を見て、買いました。ホーキングなんか、難しくて、児童書ででもないとわけわかんないよね?! ちょうどいいじゃーん。大人だけどかんべんしてねー、みたいな。
昨今理系少年が減少しているとかいう危惧は世界共通なのでしょうか。てゆーか、宇宙飛行士になりたかった少年少女たちが大人になって、「ありゃ芸能人になりたいとか、大統領になりたいとか、まあそのたぐいだよ。うちの息子なら工場労働者か、いいとこ公務員だろ。」と思って子供を育てている親御さんがおおいのか、文系の父親が子供からにっくき科学書をとりあげているのか(それは過去の我が家だ)、それとも作中のように環境団体との軋轢なのか、それはよくわからないのですが、子供を宇宙少年にしたいなら、迷わずよませるべき一冊といったところ。理論物理学が大好きな人が書いた、みんな物理学へおいで!な空想科学児童書、そのもの直球でした。
物語もそれなりにふつうに童話っぽいので、なんというか、わたしが思い出したのはあれです、「学研の科学と学習」に、よく出てくる科学小説。なつかしいかんじで、読んでいると物理学なのになごむ(笑)。物理学というより、宇宙の本、というイメージかな。楽しくよんでしまいました。
とくにブラックホールから「出てくるものがある」まではいいとして、それを時間を早回しして全部回収して再構成するという力技は児童書ならではで豪快です。子供の頃ってこういう万能感があるよね。そしてその万能感って、いつもとても大切だと思います。
主人公の両親が菜食主義でカチコチのナチュラリストで環境運動していてTVもPCも電話も禁止、もっていくお弁当が変でふつうのおやつも食べたことがない、車でむかえにもきてくれないから子供が学校でいじめの標的にされている、…なんか妙にリアルでしたよ。「いるな」と思いました。笑。豚もかわいかったです。
我々は全員が、事実として(物理的に)輝く星の子なのだ、という下りはなかなか感動的です。
理論物理学って、本当はロマンティックな世界なんですね。
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地球と太陽系圏内ぎりぎりで電話したら、
衛星放送みたいにタイムラグがでるはず。
…宇宙戦艦ヤマトの感動的なシーンでそんなこと考えるのやめてください。
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